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加速器の世界

Spring 8 見学 ②

Spring 8 見学 ①

仁科加速器研究センター 見学

きょうは、和光市にある「理化学研究所(理研)」の一般公開に行ってきた。お目当ては、理研の中にある「仁科加速器研究センター」。RIビームファクトリーに鎮座する”世界最高峰”と言われる「SRC(超伝導リングサイクロトロン」をこの目で見てきた。 長野の善光寺では「七年に一度」のご開帳が行われている。そして、ここ和光市の”科学の神殿“では、「SRC」が、通常は固く閉ざされている鋼鉄の扉を開いて、見学者を歓迎してくれた。 ありがたや。 さて、加速器の”世界最高峰”と言えば、昨年訪れた「CERN」(ジュネーブ)じゃないのか? 日本でも、昨年見学した「KEK」のJ-PARKがあるではないか・・・ 実は、加速器にもさまざまな種類があって、CERNのLEPやLHC、KEKのBファクトリーやJ-PARKの加速器は、シンクロトロンという種類。一方、ここ理研・仁科加速器研究センターのRIビームファクトリーの加速器は、サイクロトロンという別の種類の加速器なのだそうだ。 そして、サイクロトロンとしては、ここ仁科加速器研究センターのSRCが「世界最強」ということである。 まぁ、難しいことはさておき。 写真だけご覧になりたい場合は、こちらのスライドショーからどうぞ。

KEK つくばキャンパス見学

見学二日目は、つくば駅で集合。再びチャーターバスでKEKつくばキャンパスに向かう。 圧巻だったのは、やはり「前段加速器」だろう。研究施設としては、すでに旧世代のものだが、銀色の巨大な空間におさまるコッククロフト・ウォルトン加速器の存在感はため息ものだ。 4月に訪れたジュネーブのCERNでは、同様の加速器が記念オブジェとして屋外に置かれていたが、こうして屋内で見上げると非日常感が増幅されて断然「絵になる」。 参加メンバーの誰もが、ここではみな我を忘れてシャッターを切っていた。 つくばキャンパスでは、「Bファクトリー」と呼ばれる世界最強クラスの加速器実験施設がある。そのBファクトリーで生成されるB中間子を収集して、その崩壊過程で出てくる素粒子を観測するのが「BELLE(ベル)測定器」だ。 そのBELLE測定器の分厚い壁(扉?)が、この日は両側に開いていた。しかも、この日は特別にビームの衝突点の間近まで近づいて見学することができた。(こんな幸運は、そう滅多にあるものではない) とにかく、興奮していたのは僕だけではなかったと思う。 今回、こうした貴重な見学の機会をくれた開田ご夫妻、僕らのような素人集団にも楽しめるよう懇切丁寧にご案内いただいたKEKの先生たちに只々感謝だ。(本当に有難うございました!) ふと思い返すと、今年は、1月のすばる望遠鏡(ハワイ)を皮切りに、CERN(ジュネーブ)、そしてKEK(東海&つくば)と、現代科学最先端の施設を次々と見学してきた。自分でも思いもよらぬ人脈が広がり、またお世話になってきた。この貴重な体験は、ブログではとても語りきれない。いずれ少しづつ整理してまとめられないかなぁ、と漠然と考えております。 その他の写真は、Flickr!のスライド・ショーでどうぞ。

KEK 東海キャンパス見学

「加速器の夜」がご縁で知り合ったクリエーター開田ご夫妻から、KEK:高エネルギー加速器研究機構の特別見学会を行うとの案内をいただき、月曜と火曜の二日間「夏休み」をとって参加した。 今回の見学は、開田ご夫妻の人脈で集まったクリエーター系の面々ばかりが約40名ほど参加。チャーターバスを仕立てて、KEKの最先端実験施設を見学しようというもの。(映画監督の樋口氏や庵野氏も参加していたよ) バスの中では、6月の「加速器の夜」でご一緒した山下先生(東京大学素粒子物理国際研究センター)、藤本先生(KEK 素粒子原子核研究所)との再会を喜んだ。お二人は、KEKまでの道中、これから見学する施設や装置についていろいろお話をしてくださった。 東海キャンパス/J-PARCでは、強烈なインパクトでKEKの名物博士(らしい)多田将理学博士が登場。通称”SHOさま”の熱のこもった解説と案内に、参加者のハートはたちまちハイテンションに。「素粒子物理学」や「加速器」という非日常な世界もさることながら、物理学者の先生たちの強烈な個性。実に面白く魅力的なのだ。 今年、僕がこれほど短期間のうちに「素粒子物理学」や「加速器」の魅力にハマってしまったのも、「加速器の夜」で偶然出会った先生=“ヒトの魅力”に依るところが大きいと感じる。 もし、小中学生の時に、山下さんや藤本さん、多田さんのような方々が理科の先生だったら、僕は理系の道に進んで、ひょっとしたら今ごろ別の人生を歩んでいたかも知れないなぁ。